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Ⅷ 着陸後(パラグライダーを畳み、肩に担ぐ)


1.パラ再飛行時の持ち運び
2.次のフライトのために、大きな袋につめる
3.パラ終了時のキャノピー収納の畳み方

 

1.パラ再飛行時の持ち運び
・着陸したら、すぐに両方のブレークコードをそれぞれの左右のライザーに付いている磁石に止める。

 

ブレークコード離れたオレンジ色○内赤線.jpg
ブレークコードくっ付いたオレンジ色○.jpg

・そして、右と左のブレークコードを重ねて左手に握る。そのまま左手で、左右全部のコードラインをコードラインの大元付近でまとめてつかむ(以下は下図参照)。
左手で全部のコードラインを握ったまま、右手を左手の前に持って行き、同じようにコードラインを全部握る(①)。
そして、握ったまま右手をコードライン上、右手一本分前に滑らせて行き、その部分を強く握る(②)。その右手を今度は、握った部分を持ったまま、コードラインを垂れ下げた状態で輪を作るように、左手まで持って行く。そうすると、左手の下にコード束の輪ができる。そして、右手で持っていたその部分を左手(コードライン全部を持っている状態)の上に乗せて、左手で全て握る(③)。
・次に、先と同様、空になった右手を左手の前に置き、コードラインを全部握る。そして、握ったまま右手をコードライン上、右手一本分前に滑らせていき、その部分を握る(④)。その握った部分を握ったままのコードラインとともに、左手に持って行き、右手で持っていたその部分を左手まで持ってきて(コードラインを既に持っている)、新しくできたコードの輪の束を左手で握る(⑤)。

 

ラインの巻き方.png
コード束ね図PNG.png

・この作業を繰り返す。そして、パラの根元までたどり着いたら、サンタクロースのように左手と右手でパラグライダーのコードラインを握ったまま、肩に担ぐ。

キャノピー背負い.png

・次のランディングの人の妨げにならないように、コードラインとパラグライダーを担いで、ランディング地点から、離れた地点に移動する。

2.次のフライトのために、大きな袋につめる
次のフライトの場所へ移動するために、キャノピーを大きな袋に詰める作業を行う。

・大まかにまとめたキャノピーを持って、袋詰めの場所まで移動する。
・左右のブレークコードと全部のコードラインをきちんと束ねる。
・ライザー、アクセルシステム、コントロールグリップ(下図、うす緑部分)は、最後に入れるので、袋に入り込まないようにしておく。
・キャノピーの真ん中あたりを見つける。
・キャノピーの真ん中、エアインテーク部分を掴んで、そこを中心に両側をなるべく均等に大きな袋に詰め込みを行う。
・詰め込むとき、ブレークコードと全部のコードラインを意識しながら、ライザー、アクセルシステム、コントロールグリップ(下図、うす緑部分)が、袋の中に入り込まないようにする。
・ほぼ、キャノピー全体、ライン類の大部分が袋の中に入ったら、袋の口を締める次の作業を行う。
・袋の口を締めるとき、最後まで外に残しておいたライザー、アクセルシステム、コントロールグリップの部分を袋の口でギューと締め付けるようにして、口を閉じて固定する。

袋への入れ方.png

・この作業を終えたら、キャノピーを入れた袋をかついで、所定の場所まで移動する。

キャノピー袋入り.png

・移動するとき、ハーネスのレッグベルト、チェストベルトをそれぞれバックルに収めると良い。収めておくと、歩くときにジャラジャラと脚に絡みつかない。またテイクオフの際に、いったん外すという作業が入るので、締め忘れ防止にもなる。

3.パラ終了時のキャノピー収納の畳み方
・キャノピーを全体的にきれいに広げる。そして、ラインが絡んでいないようにしておいて、絡んでいないことを確認。

 

キャノピー拡げる.jpg

・エアインテークと反対側(手前側)、キャノピーの中央にラインすべてをパラグライダーの上にのせる。一方、ライザー部分はまとめてキャノピーの中央外側に出して置く。

ラインをキャノピーの上に.jpg

・そして、ライザーを置いた中央に位置して、蛇腹折りにしながら、両翼を中心にかき集める。

蛇腹折り.jpg

・それが終わったら、反対側、エアインテーク側にまわり、両翼の中央に位置する。
・エアインテークをやはり蛇腹のように、中央にかき集める。

蛇腹中央1.jpg
蛇腹中央2.jpg

・両側を中央に寄せ集めたら、中央を谷にして、真ん中で2つ折りにする。

中央2つ折り.jpg

・2つ折りにしたら、全体が細長い帯状になるので、それを巻き込んでいく。

巻き込む.jpg

・巻き込むときは、フロント側からエアインテーク側に向かって、キャノピーを巻き込んでいく。フロント側から巻き込むことにより、エアインテーク側に空気を押し出すことができ、キャノピー全体を小さく圧縮して畳むことができる。
・キャノピーを巻き込むとき、ラインを内側に入れる。そのときに、ブレークコード等のライザーの手持ち部分を外に出しておくと良い。
・少しずつ、フロント側からのり巻きを巻くように、巻きこんでいく。中の空気は、後ろ側のエアインテークから抜けていく。
・最後、エアインテーク部分まで巻き込んだら、エアインテークが折れて収納されないように、内側にエアインテーク部分を折り込んで、巻き込みを終える。

 

空気を抜く.jpg
収納.jpg

・空気をうまく抜いて、きちっと巻けたら、キャノピーの袋に収納する。

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